当院の駐車場です。 今までは両端に雪を運んでいたんですが、今回は中央の方に雪を集めて省エネ除雪をやっています。
70代男性のSさん(自営業)、1月20日に急に右手の調子が悪くなって、翌日、クリニックのMRI検査では問題がなくて、血液サラサラの薬で様子をみましょうとなったそうです。字が書けないと仕事にならないという事で、24日、25日、26日の3日間、当院で調整をうけました。
立位分析では体幹が左に傾き、バランスを取ろうと頸部は右側に傾いている状態で、酷い猫背が気になりました。伏臥位では背骨が右凸の側弯があって、背部はガチガチに盛り上がり頸部も異様な腫れ方をしていました。初回の調整は背中を緩めてから頚の1番の調整、お腹、鎖骨周りの調整を施しました。2回目は初回と同じような調整後に横隔膜、右肩、右肘、右手を調整。その日の夜には普通に食事が出来たとの事。3回目は小脳に刺激を入れるような調整を施して、これで、まあまあ納得のいく字が書けるようになって、Sさん「これだったら明日から仕事が出来ます」と言われて、調整は終了しました。
それから6日後の2月1日に、Sさんの奥様から連絡があって、「あれからクリニックに血液サラサラの薬をもらいに行った時に不整脈が見つかったんですよ。それで、夫のメンテナンスをお願いしたいんです」と言われて、その日に4回目の調整を施しました。Sさんは自分の体、健康には無関心な方で、仕事は多忙にもかかわらず来た仕事は拒まずの仕事人間なので、奥様には「Sさんの体はガタガタなのでいつ脳梗塞や心筋梗塞になってもおかしくないですよ。仕事量を減らさないと危ないですよ」と話しました。
そして、1週間後のメンテナンスの日に奥様から「今日になって、今度は左腕が動かなくなって、脳梗塞の診断を受けて集中治療室に入っています」という連絡が入りました。Sさんは、1週間仕事が出来なかった分を、この2週間で取り返そうと無理をしたんでしょう。