25作目のちぎり絵をお借りしました。お題は「サンタさん」です。
11月初旬に60代男性のKさん(農業)が初来院。主訴は3年前に発症した鼠径ヘルニアで、コロナ禍で手術ができずに様子を見ることになったそうです。痛みがないので脱腸になったら自分で入れての繰り返しで今に至っていて、かかりつけ医からは手術をすすめられるも、どうしても家を空けられない事情があったのと、脱腸を入れるのに時間がかかるようになったのがあって当院に来られました。
立位分析では、体幹は大きく右側に傾いて中心線は左肩甲骨の内側の所にきていました。姿勢分析器を使って約30年になりますがワースト1位の傾きで前傾も酷いものでした。歩き方を見ると右側に倒れるんじゃないかと心配になるほどで、Kさんが「左足を着いた時にしっかりと踏み込めなくてズルッと滑ってしまう事がよくあるんです」と言います。
先週末が5回目で、姿勢は正常になってくれました。調整は後頭骨、仙骨、踵、背骨等で、Kさん「今は調子がいいです。一番良かったのは歩き方が普通になったのと、それからぐっすり眠れるようになって、体が軽くなって楽になりました。脱腸の方は毎日出ていたのが出ない時もあって、出てもいつもの半分以下になっています」といいます。
脱腸で来られたKさんですが、他にも諸々の内科疾患をお持ちで、これからも暫くは調整していきます。