11作目のちぎり絵をお借りしました。お題は「栗」です。
先週、80代女性のWさん(20年前に来られた事のある元患者さん)から、「久しぶりー、みょうが食べるー。それから、ちょっと話があるので空いている時間があれば行きたいのでー」と電話があって、翌日、当院に来られました。Wさん「歩けなくなったのよー。最近は4回くらい転んでいるのよー。病院で診てもらったら異常がなくて、膝も腰も痛くないのに脚が上がらなくなったのよー。伊藤さんの所は料金が高いので治療は受けられないんだけれども、どこが悪いんでしょうかねー」と言います。
自分「う~ん、なんだろうね~、何か変わった事をやっていないの?」と言いますと、Wさん「電気を流す器械を2台買ったんですよ。(1台50万だそうです)夜は2台並べて、電気を流しながらベットとして寝ているんですけれども」と言います。自分「Wさん、これはやめた方がいいですよ。とりあえず、1か月間、家の奥の部屋にしまって使わないで下さい。Wさんの体に電気がいっぱい溜まって悪さをしているんですよ。毎日、裸足で砂浜や土の上を歩いて電気を体の外に流して下さい」と言いました。
Wさん「電気が溜まっているのかは私にはわかりませんが、友達が私の体に触れると必ずビリッとくるので怖がってはいますけれども」と言います。自分「Wさんから治療をお願いされたとしても、怖くて体には触れませんよ。自分の体が壊れてしまいますよ」と言いました。
wさんの体調が心配だったので、1週間後に様子を見るという事で来院の予約をとったんですが、今週、約束の時間の1時間前にWさんから電話が入って、「伊藤さんに迷惑がかかるので行くのを止めます」と言います。電気を流す器械を止めていなかったんでしょうね。Wさんには、何も言う事はありません。