5月中旬に80代男性のTさんが来院。腰痛と両脚に痛みがあって、(脊柱管狭窄症の診断を受けて、医師からは歳だから手術は無理だと言われたそうです)背中が丸くなってお辞儀をしている恰好で姿勢は酷い状態でした。Tさん、当院の施術を気に入ってくれて3回目の時に奥さんを連れて来られて、奥さん(80代)の15年来の膝痛の治療も始まりました。6月に入って5回目の時に奥さん「身体が軽くなって走れそうな気分ですよ」と言います。そして、治療室の中を1往復走ってみせてくれました。(杖で来られた方です)吃驚したのは、これだけではありません。
奥さんが4回目の時に「昨日から今まで出来なかった食事の支度を始めました。10数年間、私は作っていなくて夫が全部作っていたんです」と言います。それを聞いて、Tさんの姿勢がお辞儀の恰好になっているのが理解できました。奥さんが食事の支度を始めてから1週間後、Tさん「腰の痛みが楽になりました。歩くのも楽です」と言います。食事の支度をしなくなったTさんの背中が伸びて真っすぐに立てるようになりました。奥さんを連れて来られたのが幸いしました。