15年来の右膝痛で苦しんでいる80代女性のTさん、一昨日が4回目の来院で施術前にTさんが「今日はこの前よりも膝の調子が良くないんです。でもね、昨日から食事の支度をしているんですよ」と言います。膝の調子が良くなって少しの間休んでいたのを再開できたんだなと思っていたら違っていました。Tさん「食事の支度は10数年前からやっていないんです。ある日、突然に何を作ろうか考えるのが嫌になって、買い物から料理まで夫に任せていたんです。夫の体調の方も良くないので私が何とかしないといけないかなと思うようになって料理を作りだしました」と言います。
初回の立位分析では右膝窩が伸びていなくて、頭の位置は大きく右側に傾いていました。坐位検査では顔は正面ではなくて大きく左側を向いていました。調整は頸椎1番と両足首と両股関節を調整して歩き方と冷却を指導しました。3回目の時には右膝窩は伸びるようになり、頭は中心軸に寄り、顔はほぼ正面を向くようになり、歩いても痛くないと言ってくれました。自分の体調が良くなってきて夫を守らなければならないという使命感が出てきたんだと思います。良かったです。