週末の金曜に40代男性のEさんが来られて、若い頃から肩こりが酷くて最近になって右腰にも痛みが出るようになってこれ以上悪くなったらまずいなと心配しての来院でした。頸と肩に違和感が出ると自分で頸を動かしてポキッと鳴らすと楽になるのでいつもやっているとの事で、Eさん「いつの間にか頸が曲がっていて顔が真っすぐではないんですよ」と言います。立位分析してみると頸から下の方は悪くないのに頸と頭だけが右側に大きく傾いてしまっていました。左右の耳の高低差は2㎝以上あって斜頸なのかなと思ったほどの傾きを示していました。
座位での上肢のチェック、右腕を持って挙上した時に左腕の1、5倍くらいのずっしりとした重さを感じ、肘部と手部に問題があったので調整を施して立位分析では傾きが3割改善してくれました。私「Eさん、頸を鳴らしたくなったら我慢してください。代わりに頸と肩が楽になるセルフ治療を教えますから、頸を鳴らす代わりにこれをやって様子をみてください」と手首を動かしてのセルフ治療を伝授し、立位分析では傾きが5割改善してくれました。そしてうつ伏せで硬膜調整、仰向けで膜の調整を施して7割の改善を得ることができました。次回の来院は20日の金曜日、その日までに頸をポキポキ鳴らしていなければいいのですが。