先週末パソコンを開いてみたらヤフーのトップページのトピックスに、ピンポン球を乗せた帽子をかぶって授業を受けている1年生の子供たちの写真が載っていました。近視防止対策としてお隣の台湾で実際に行っている方法で、姿勢がくずれたらピンポン球が落ちてしまうので自然と姿勢を良くして座る習慣が身についてしまう効果を狙ったもので、これを日本でも真似てやってみれば子供たちにとってはとても良い事だと思います。私が小学生の時は担任の先生が習字の顧問でしたので入学した時から姿勢には厳しかった記憶があります。5年、6年の時には習字クラブに入っていたので特に姿勢は厳しく注意されました。その時の先生のご指導のお陰で今でも座る時は腰を伸ばして真っ直ぐに座る習慣ができています。
患者さんに「どんな感じで座っているの?」と聞く事がありますが、学生や若い方は壁やベットに寄りかかって脚を伸ばしていますという方がかなりおります。この座り方ですとどうしても腰が丸くなって骨盤が後方に回転するような姿勢になって、上半身の体重がもろにお尻にかかってきますので将来的に腰を痛めたり、猫背になったり、肩こり、頭痛等の諸々の症状が出てくる体を作ってしまう事になります。私の場合は骨盤を起こして腰を伸ばして座りますが疲れてきたら背もたれに寄りかかり丸くして暫らく休みます。時々立ち上がったりもします。そしてまた腰を伸ばすという繰り返しで座っています。座るのは楽だというイメージを持って始めから楽な姿勢で腰を丸くして座ってしまうと、後々いろいろな症状となって問題が出てきますので気をつけて下さいね。座る時はそれなりの緊張感が必要です。