50代女性のSさんが頸痛で来院。一月前から右の頸すじが痛かったのですが治るだろうと様子を見ていたとのことでした。立位分析で横から見ると頭が前の方に行き過ぎている状態になっていました。Sさんは顕微鏡を使っての検査の仕事をやられていて自分でも姿勢は良くないのかなあと思っていたそうです。座位にて上肢の挙上検査で右肘に触れた時に熱感があったので、私「肘の状態が良くないですよ、これだと脳を刺激して寝つきが悪くなりますよ」と言いましたら、Sさん「肘の痛みはありませんが、この一ヶ月仕事が忙しくて右腕全体の疲れはありました。それから最近になって寝つきが悪くなってたので本を読んだりしてるんですがうまくいきません」と言います。治療は座位にて右腕全体を調整、うつ伏せで硬膜調整、仰向けで頭蓋調整を施し、再度、立位分析で私「Sさん、体が変化したの、わかりますか?」Sさん「えっー、頭が勝手に後ろの方に行ってます」と言います。頭の位置がちょうどいい所におさまり頸の捻転痛も楽になり良かったです。それから右肘の熱感に対しては冷却を指導しましたので、これで寝つきも良くなってくれればいいですね。